桜盆栽とは? 正しい育て方と人気の秘密!

2018年10月31日

昔はある程度、年齢が高い方の趣味と
思われていた盆栽

でも、最近では事情が変わってきて
20代の若年層や女性などにも注目されるようになってきました

この場合、本格的にというよりもどちらかと言うと
インテリア感覚で楽しんでいる方が多いようです。

実際に通販サイトでも
可愛いミニ盆栽や格安で色々な草木の既成の盆栽や
種から育てるキットなどが販売されています。

盆栽の中でも特に最近は、
桜盆栽が人気を集めているようですね。

やはり、あの花の美しさを自宅でいち早く見られること。

また剪定を行って自分好みの気に入った形に仕上げ
自分が思うように花が咲いた時は、本当にワクワクします。

そんなところが桜盆栽の人気の秘密なのかもしれませんね。

sakura

それでも
・盆栽は初心者には難しそう
・盆栽をやりたいけれど、何から始めたらいいのかわからない

などという、桜盆栽をこれから始めたい方の為に、
購入方法、育て方などを少し書いてみたいと思います。

桜盆栽とは?

そもそも元々の盆栽とは、なんなのでしょう?

大きな意味では、草木を鉢という器で栽培することです。

簡単に言うと、草木が育っている山や庭を鉢の上に
表現することです

多くの場合、一本の草木だけで周りに苔を生やしたり
より山に近くと言うことで岩や石を置いたりします。

また、林に近づけるために2~3本植えたり
砂を敷いて海辺の雰囲気を醸し出したりと人によって
創作イメージは様々です。

盆栽は、非常に芸術性の高い園芸の分野です

だからこそ、価値もそれぞれ異なり、高価なものでは
一本、百万単位の値段が付くこともあります

覚えている方もおられるかもしれませんね。
軒先に飾っていた、高価な盆栽が盗まれたなどと
ニュースになったこともあります。

桜盆栽の場合も同じ様に、基本は一本桜を鉢の上で表現します。
これも各個人によって、形作られるイメージがずいぶんと
変わってくるでしょう。

そして、最終的には自分のイメージ通りに創作をしていきます

どのようなイメージにするかは、専門書を眺めたり
検索サイトなどで「桜盆栽 画像」と入れて検索されると
たくさんの画像を見ることができると思います。

また、これから本格的にやられる方、始めようと
されている方にお勧めなのは、盆栽の品評会や展示会に
行かれるのがいいと思います。

家の父も菊の花が中心でしたが、昔から花作りが好きで
盆栽にも手を出していました。

まだその頃は桜盆栽ではなく、松が主流だったような気がします。
なんか、みかんの鉢植えも作っていました。

花の品評会や展示会には、父も出品したりしていたので
良く連れて行かれました。

ある程度の才能があったのでしょう。
成績も良く金賞や内閣総理大臣賞なども貰っていて
部屋の一つは、賞状や盾、メダルで一杯だったのを思い出します。

やはりそこまで育てるには、花にかかりきりでしたね。
花が命でしたから、家族そっちのけでしたから
結構寂しい思いをしたものです。

未だに花があるため、旅行にもあまり行けてないようです。
だから、たまに私が花の番人に(汗)

花も動物も同じ生き物ですから、本当に大事にしていました。
どんな命でも大切にすることは、この父親から学んだ気がします。

桜盆栽の育て方

桜盆栽を初めて始められる方は、最初はやはり
すでにお手入れされている、完成した盆栽を購入して
スタートするのが間違いないかと思います

値段は、多少高くなりますが(と言っても数千円です)
まず次の春には、綺麗な桜の花を咲かせてくれるでしょう。

今はありがたいことに、ネットでも簡単に手に入ります

また、盆栽専門店なるものもまだまだ少ないですが
出てきました。

そちらで実際に見て購入するのも良いと思います。

本当は実際に今まさに咲いているものを購入するのが
一番良いのですけれどね。

どんなふうに咲いているのか実際にわかりますから。
次の年はこんな風に咲かせたいなとイメージできます。

一度、専門店に足を運んでみてはいかがでしょう?
実物を見ることができること、そして育て方などの
アドバイスを受けられるなどお勧めです

そうでなければ、ネットで実際に花の咲いている写真の
写っているものを購入するのがいいと思います。

写真加工はしてあると思いますが、どんな花を
咲かせるのか、おおよその予測はつきますから。

また、桜盆栽として作られている種類も
一種類だけではなくいろいろとあります。

たくさんある中から大雑把にあげると
下記の6種類程度ではないでしょうか。

・旭山桜(一才桜)
・牡丹桜(八重桜)
・南殿桜
・御殿場桜
・枝垂れ富士桜
・寒緋桜

多く栽培されているのが一才桜が多いです。
この種類によっても、桜の色や咲く時期が変わってきます。

数種類のさくらを育てて楽しむのもいいですね。

さて、前置きが長くなりましたが(汗)
実際の育て方ですが…

nensagyou

※この年間作業スケジュールに関しては、大まかの時期です。
必ずしもこれが絶対と言うわけではありません

その個体や樹種によっても変わってきますので
一応の目安としてください

置き場所

 
 1年を通じて日当たりが良く、また風通しの良い戸外で
 管理するのが通常です

 ですが、半日陰でも環境に合わせて
 育ちますので、ある程度、日が入る場所であれば構いません。

 
 夏場に関しては、日差しの強い西日はなるべく
 避けるようにしましょう。
 
 どうしても、置き場所が西日が当たる場所しかない場合は
 園芸店やホームセンター等に売っている50%の遮光ネットなどを
 用意したほうがよいでしょう。

 また、コンクリートや石、土の上に直接置くことも
 避けるほうがよいです

 照り返しの熱や寒さが直に木に伝わってしまうからです。
 木製の台や板の上に置くようにしましょう。

027737

 風通しが悪い場合、病害虫や樹木の育成に影響します。
 できるだけ、高い位置に置いて風が行き渡るように
 することが絶対です。

 
 ガーデニング用の棚などが良いのではないでしょうか。

 
 桜盆栽は、結構寒さにも強いので、関東や関西以南であれば
 戸外で越冬も可能です。

 ですが、なるべく冬は風や雪、霜などにあたらない
 陽だまりに置いてあげるようにしましょう。

 室内で育てる方も多いと思いますが
 冒頭でも書きましたが戸外で育てるのが基本です

 
 雪国の場合は、外での越冬は難しいです。
 ですので基本的に冬の間だけ屋内での
 管理ということになります。
 
 この件で専門店にも確認しましたが、屋内だけでの
 管理はやはり難しいようです。
 
 「摂氏1~5℃を保てて日当たりが良ければできないことは
 ありませんが…
。」
 
 と言う答えを頂きました。

 昔、父がやっていた頃は、温室や室(むろ)を作って
 温度管理もきちんとして換気なども気をつけていましたね。
 
 屋内だけでの管理に関しては、非常に難しい部分が
 あるのは確かです。
 実際に枯らしてしまう方も多々いらっしゃいます。

 
 私も、枯らしてしまったくちです
 ミニ盆栽は、特に難しい気がします。 

 
 越冬時ではありませんが、開花中に室内で
 鑑賞する場合は2~3日であれば室内に置いておいても
 問題ありませんがその後はすぐに外に出してあげましょう。

 

水やり

 水やりに関しては、根の生育も早いので
 水を好む桜ですが、花が咲きにくい原因にも
 なりますのでやり過ぎには注意しましょう。

 目安としては、
 ・春は、1日1回
 ・夏は、1日2~3回
 ・秋は、1日1回
 ・冬は、2日に1回

 
 これを目安にしていただけると大丈夫かと思います。

 土の表面が乾いてきたら水をやり、水の量は
 鉢の下から水が出てくるくらいまでしっかりとやる。
 
 これが基本と言われていますが
 なかなか素人には難しいです。

 それに、実際の盆栽では土の上に苔や化粧砂を
 敷いている人が多いはずです。
 その状態で、乾き具合を把握すると言うのも酷な話です。

 ですので、上記の春、夏、秋、冬の水やりの目安を
 参考にしていただければと思います

 よく、根腐れが心配という人がいますが
 これも水はけが良ければ、盆栽の根を腐らせることは
 まず無いでしょう。
 
 根腐れになる恐れがある場合というのは、
 鉢の表面に水が溜まった状態。

 また受け皿を使用していて水が溜まって
 水浸し状態になっている場合。

 こういう状態を続けていると根が弱ります

 受け皿には水を溜めることが無いようにし
 また、水はけが悪くなったら、鉢の底まで竹串で
 土を突いて水はけが良くなるようにしましょう。

 また、水やりの時間帯は基本的に
 午前中に行うようにします

 
 夏ならば、早朝や夜、冬は暖かな
 午前中のほうが良いと思います。

 あくまでもこれは、基本です。

 
 夏場は特に水切れを起こさないよう、注意します
 1日2~3回と上記には書いてありますが、昼間でも乾いて
 しまう場合もあります。

 そんなときは、時間を気にせずに水やりをすることを
 お勧めします。

 
 何事も臨機応変が大切ですね。

 

肥料

 桜盆栽の肥料に関しては、年間スケジュールにも
 まとめてありますが、お礼肥(おれいごえ)と
 秋口最低2回は施肥して下さい

 (お礼肥とは、花を咲かせた後の消耗した木を
 回復させるために行う肥料のことです。)

 基本的には、4~5月のお礼肥~秋口の10月くらいまで
 盆栽用の固形肥料を与えます

 でも、開花期や気温の高い夏は控えてくださいね
 この固形肥料は、花用の固形肥料でも構いません。

 この肥料を与えるか与えないかで、翌年の
 花の咲き方が変わってきます。
 
 肥料のやり過ぎは逆効果ですので
 適量を心がける事だけは忘れないようにしてください。

 また、真冬の期間は盆栽も休眠中のため
 肥料をあげるのは逆効果になりますのでご注意下さい。

 適量の目安ですが、大体10センチの鉢なら5個程度
 鉢のふちに置いておきます

 
 これを基準に
 これ以下の鉢なら少なめに、大きめなら多めに置きます。

 
 この固形肥料は、水やりするたびに溶けて
 小さくなってくるので1ヶ月を基準としてなくなったら
 同じ様に置いていきます。

 くれぐれも、やり過ぎには注意ですよ

桜って本当に見た目も綺麗ですよね。
それが自宅で楽しめる盆栽って楽しいものです。

ぜひ、綺麗で自分の納得のいくような
桜盆栽を作って下さいね

そして、決して枯らさないように…。

園芸

Posted by iwana